サピアウォーフの2023
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失礼を承知で言えば、レイデオロと聞くだけで拒否反応を示す人がいるかもしれません。しかし、そのスタンスは本当に正解でしょうか。確かに現3歳のファーストクロップは〝出遅れ〟ましたが、その理由は能力ではなく距離です。5月5日終了時点でJRAの1400m以下では未勝利。したがって、短距離が中心の2歳夏に結果が出なかったのは当然なのです。

面白いデータをご紹介しましょう。それは現3歳世代の1800m以上に限った種牡馬ランキング。レイデオロは勝利数でキズナ、エピファネイアに次ぐ3位、獲得賞金でも4位に食い込んでいるのです(6月2日現在)。代表産駒にはすみれSを制し、ダービー4着のサンライズアース、京都新聞杯で4着だったアドマイヤテラ、ダートの1勝クラスを圧勝したムルソーがいて、中距離なら質量ともに合格点。とりわけ牡馬はコンスタントに走っているので、多くのバイヤーが〝無視〟するなら、逆に狙い目となるでしょう。

そして本馬は母系も一級品です。叔父のフルデプスリーダーが22年エルムSの覇者なら、祖母の半兄は07年の年度代表馬に輝いたアドマイヤムーン。母系を遡れば名繁殖牝馬のケイティーズに辿り着くので、ヒシアマゾンやエフフォーリア、スリープレスナイトといったGⅠ馬と同じファミリーとなります。母はJRAで1勝に留まりましたが、繁殖としてのポテンシャルは初仔で現3歳のオーウェル(牡、父アジアエクスプレス)が証明済み。ここまで10戦2勝。南関東のクラシック路線を沸かせ、東京ダービーにも出走するなど、早くも1350万円を獲得しています。

昨秋の離乳後もすくすくと育ち、心身ともに健康そのものです。母系譲りの芝適性を見せるのか、それとも兄と同じくダートが主戦場となるのか、そこは開けてのお楽しみ。いずれにしても中距離を力強く駆け抜け、オーナーを大満足させる馬になると確信しています。

サピアウォーフの2023の動画

  • No.319 サピアウォーフの2023 [2024年7月23日セレクションセール 1歳上場馬]

サピアウォーフの2023の母馬